ECCジュニア御牧教室

ECCジュニア御牧教室

Welcome to ECC Junior Mimaki Classroom

Mon Kok

水曜日は今年度から英語を習い始めた小学校高学年クラスの日。4月はアルファベットからのスタートでしたが、9ヵ月経った今では、興味深い内容のまとまった英文を聞き取る練習をしています。

今日のレッスンで習うページに載っていたのが中国の都市、Mon Kok ↓

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世界で最も人が多い場所だそうです

テキストによると、Mon Kokには1平方キロメートルあたり13万人がいる計算になります。

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1平方キロメートルと言われてもちょっとピンとこないので、イメージしやすいように教室周辺の四方1キロを地図上で囲んでみました。

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四角で囲んだ部分はちょうど2つの集落(中島、坊之池)にまたがっています。この地域の人口に関して、息子(中3)が小学生の時に夏の自由研究で作った資料を開いてみると 

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教室周辺1k㎡以内に約400名いることが判明

ということは単純計算で、教室周辺住民の1人当たりのスペースはMon Kok住民の325人分!👀

夕方、生徒さんにここで書いたような話を少ししようと思っているところです。I hope they'll be interested in this finding. (^-^)

We wish you a Merry Christmas

小学3年&4年生のレッスンで英語の歌を取り上げました。歌のタイトルは We wish you a Merry Christmas. 毎年の時期になるとよく耳にする定番のクリスマスソングです。

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レッスンで扱った歌はサビの部分だけの簡単バージョンでしたので、フルバージョン(下の動画)をご紹介します。歌っているのはアイルランド出身の歌手エンヤ。聖夜にふさわしい厳かな歌声で歌い上げています。

ちなみに歌詞に登場するイチジクのプディングはイギリスの伝統的なクリスマスケーキのこと。名前からフワフワのカスタードプディングを想像してしまいますが、実際のイチジクのプディングはドライフルーツがギッシリの固いお菓子です ↓

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Enya - We Wish You A Merry Christmas

 

【Lyrics & 歌詞 】

We wish you a Merry Christmas 

We wish you a Merry Christmas

We wish you a Merry Christmas and a Happy New Year

 良きクリスマスが訪れますように。今年もあなたに良きクリスマスと新しい年が訪れますように

 

Good tidings we bring to you and your kin

We wish you a Merry Christmas and a Happy New Year 

良い便りを持ってきましたよ、あなたとあなたの家族にクリスマスの良き知らせと新年おめでとう!


We all want some figgy pudding
We all want some figgy pudding
We all want some figgy pudding, so bring some right here

 みんな大好きなイチジクのプディング クリスマスのプディングをここに一切れ持ってきてね


We won't go until we get some

We won't go until we get some

We won't go until we get some, so bring some right here

 僕らここを動かないよ、それを一切れ貰えるまでは。ずっとここを動かないよ。だから一切れ持ってきてね 

 

Good tidings we bring to you and your kin

We wish you a Merry Christmas and a Happy New Year

良い便りを持ってきましたよ、あなたとあなたの家族にクリスマスの良き知らせと新年おめでとう!

 

We wish you a Merry Christmas

We wish you a Merry Christmas

We wish you a Merry Christmas and a Happy New Year

良きクリスマスが訪れますように。今年もあなたに良きクリスマスと新しい年が訪れますように 

英国式ユーモア

カテゴリー記事「トリビア」です。お忙しい方は読み飛ばしてください。(;^ω^)

昨日、ある8歳の男の子がボリス・ジョンソン英首相に書いた手紙が話題になっていました。

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「ジョンソン首相へ

ぼくは8歳です。首相と政府にお願いしたいのですが、今年サンタが来ることに関して考えていただけますでしょうか?クッキーのそばに消毒薬を置けば、サンタは来れる?それともサンタは手を水で洗いますか?首相は大変お忙しいとわかっているけど、どうかこのことについて科学者と話し合って下さい。」

 男の子に対し、正式な用紙を使って大真面目に返事を書いたジョンソン首相。

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「親愛なるモンティ

コロナ禍でサンタが今年プレゼントを運べるのかという、とても重要な質問をしてくれてありがとう。実に多くの子供達が同じ質問をしているので、確認のため北極に連絡したよ。サンタは行く気満々だって、トナカイもね。

主席医務官によれば、サンタがいつものようにすばやく動いてくれたなら、君にもサンタにも感染のリスクはないそうだ。それから、クッキーのそばに消毒液を置いておくのは、感染予防に役立つ素晴らしい考えだね。消毒液で手をひんぱんに洗うこと、これはまさにサンタのよい子リストに入れるような行動だよ。

手紙をありがとう。楽しいクリスマスを!」

さすが英国紳士、やり方がとてもスマート。しかし見た目はと言うと、お世辞にも外見に気を使ってるとは言えないジョンソン首相。そこがかえって好感が持てる点でもありますが。

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部屋着のまま、自宅の外に群がっている記者の元へ

↑ の写真でジョンソン首相が運んでいるのはお茶。”Would you like some tea?"と言いながら自宅から出てきて、外で取材の機会を狙っていた記者にお茶を振舞っているところです。

お客さん用のカップではなく普段使いのバラバラのマグカップ、紙袋に入ったままのお砂糖と牛乳パックをボン!と差し出している様子から、記者を客として待遇していないのは明らかです。

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つまり、親切なジェスチャーの裏に隠された「自分は取材に応じる気はないから、お茶飲んで帰りなさい」という首相からの辛辣なメッセージが伝わってきます。京都人の「ぶぶ漬けでもどうどす?」に通じるものがありますね。(^▽^)

Madam First Lady

トランプ大統領が自身のコロナ感染を公表したツイッターの投稿に対し、菅首相が送ったお見舞いのメッセージが思わぬ形でニュースになっていました。 

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本来は味方であるはずの自民党メンバーからも苦言が出るレベルって、菅さん、いったい英語で何を書いたんだろう?好奇心に駆られて話題のツイートを読んでみたところ、私には全く問題のない、丁寧に書かれた英文に思えます。これのどこが稚拙な英語なのだろうか。

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メッセージの中で一つだけ気になったのが、Madam First Lady という表現です。勉強不足で (^_^;) 今まで聞いたことがありませんでした。アメリカ人の友人に尋ねたところ、「Madam First Ladyという言葉はあまり一般的ではないけど、以前国務長官(Secretary of State)だったヒラリー・クリントンをメディアがMadam Secretary と呼んでいたので、Madam First Lady もアリだと思うよ。敬意が感じられるし。」とコメントしていました。

菅さんの英文メッセージ全体の印象に関しては "Perfectly fine. There is nothing wrong with it." 「完璧。どこも悪くない」と太鼓判を押していた友人。菅さん、これで名誉挽回です。(^▽^)

ちなみに、トランプは妻のメラニアを ↓ (赤丸部分)のように表現しています。FLOTUS, これは First Lady Of The United Statesの頭文字を取った言葉です。

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他国のリーダー達がツイッターでメラニアのタイトルをどう表記しているのか気になってきました。英語を母国語とするイギリスのジョンソン首相のお見舞いツイートがこれ ↓ 

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英国首相はMadam First Lady でもFLOTUSでもなく、シンプルに the First Lady という言葉をチョイスしています。

大統領夫妻のコロナ感染で激震が走ったアメリカ。来月に選挙を控えています。結果は果たしてどうなるのでしょうか。

ランリュック

今回はトリビア英語と関係ない内容ですので、お忙しい方はどうぞ読み飛ばしてください。(^-^)

ランドセル。どこの国の言葉なんだろう?ウィキペディアで「オランダ語のransel がなまってランドセルになった」と説明していました。そうか、オランダ語由来の言葉だったのか。

このランドセルが今、海外で人気です。「丈夫だし実用的、しかもちょっとレトロでいい感じ」なのが賞賛される理由だそうです。

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ずいぶん昔、姉夫婦が1年生になる姪のため、理想のランドセルを苦心して探し求めている様子を母から聞いていました。後日、姉が購入したカバンの値段を聞いてビックリ。ランドセルがそんなに高価な物だと、その時始めて知った講師。

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平均価格4~6万円、高い物だと10万円以上!

今なら姉の気持ちがよくわかります。我が子が6年間も使用する特別なカバンです。できるかぎりよい物を与えてやりたいと、親なら誰もが思うでしょう。それが叶わなかったあるお母さんの逸話が、先日ネットニュースに紹介されていました。

約50年前、そのお母さんが小学校の校長先生に相談したそうです。「私の家は貧しいから子供に高価なランドセルを買ってやれないので、豚革のランドセルを買いました。子供は喜んで『いつから学校へ行けるの?』と毎日楽しみにしていました。いよいよ学校が始まって楽しそうに通学していたところ、ある日『お前のランドセルは穴がいっぱい開いている、これは豚や』と他の子供達に言われ、ことあるごとに『ブタ、ブタ』といじめられるのようになり、息子は『学校へ行くのがいやや』と言っています」

経済的な理由で牛皮のランドセルを買ってやれなかったお母さんの気持ち、楽しみにしていた小学校生活を台無しにされてしまった子供の気持ちを想い、胸が潰れました。

この件が後押しとなって、校長先生はランドセルに代わる通学カバンの製造を依頼、京都発祥ランリュックの誕生となったそうです。

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経済的で軽くて便利、子供達を交通事故から守ることに配慮されたカラーを採用

先程の話に登場した小学生の息子さんは今60歳ぐらい、お孫さんがいてもおかしくない年齢です。もしまだ京都に在住でいらっしゃるなら、ランリュックを背負って登校する小学生達をどこかで温かく見守ってくださっているのかもしれません。

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今日の朝。🐥ちゃんが庭を横切ってるところ

御牧

英語に全く関係なくて恐縮ですが、今回は教室名にも使わせてもらっている「御牧」の歴史トリビアです。

その名前が示す通り、かつてこの地は皇室の直轄牧場でした。現在では田んぼや畑が広がっていますが、古の昔は牧草がうっそうと茂り馬や牛が飼育されていました。

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「平安朝御牧馬寮址」と刻まれた石碑。御牧教室から徒歩5分の場所にあります

現在、御牧は馬と全く縁がない場所になってしまった、わけではありません。最寄り駅近くには淀競馬場があって、週末になると人々が各地から押し寄せ、馬達は手に汗握るレースで戦っています。1000年前、まさに同じ土地で軍馬が駆け回っていたことを思えば、時代は違えど馬も大変だなぁと思います。(;^ω^)

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観客でごった返す淀競馬場

さて、ここからが私も最近知った御牧トリビアなのですが、江戸時代、なんと御牧に石高1万3千石の御牧藩が存在したそうです。現在「市」ですらなく「町」でがんばっている久御山町「藩」があったなんて驚きです。

御牧藩を治めていたのが津田氏。誰?という感じでネット検索してみたところ、織田氏の一族だとわかりました。あの織田信長織田氏です。

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信長の叔父さんから始まる一族が津田氏

信長の叔父さんである信次から数えて4代目(諸説あり)津田信成の時に御牧藩は改易、つまり「お家お取りつぶし」になってしまいました。大変不名誉な話ですが、信成さん、酔っぱらって祇園で大暴れしたことが徳川家康の逆鱗に触れたそうです。

ところで、津田信成は ↓ を考案したことでも知られています。

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挟箱(はさみばこ)

挟箱とは、衣服などを中に入れて棒を通して担いで運んだ箱です。持つとこんな感じ ↓ 

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江戸時代、大名は参勤交代のために移動を余儀なくされたため、挟箱が大活躍しました。有名な東海道五十三次の絵の中にも挟箱が描かれています。

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橋の上の二人が担いでいる赤い箱が挟箱

 御牧教室の生徒のみなさん、もし地元に誰か歴史的人物はいないか尋ねられたら、津田信成を思い出してください。「織田信長の親戚で挟箱を考案した人です。」と説明すれば、歴史好きの人ならきっと興味をもって聞いてくれると思います。

いつか地元の歴史を外国の人に英語で説明できるくらい、今のうちに英語、がんばって勉強しましょうね。自分の知っていることを世界中の人に知ってもらえるって、こんな楽しいことはないです。

ECCジュニアのロゴキャラクター

教室はあまり物を置いたり貼ったりせず、すっきりとした空間にするのが好きです。その中で唯一貼っている絵が、ECCジュニアのロゴポスター。ポップで可愛いいので教室で存在感を放っています。

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お気づきの方もいらっしゃると思いますが、この絵はECCジュニアの教室の看板にも使用されています。

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絵の中の男の子と女の子を見るたびにミスタードーナツを連想していたのですが、それもそのはず、両方とも原田治さんという有名なイラストレーターさんによって描かれたと、今日ネットで知りました。

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なつかしいミスドのキャラクター

それから、このおなじみのポテトチップスのイラストも原田治さんの作品だそうです。知らなかった…知らずにバリバリ食べていました。

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