ECCジュニア御牧教室

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アルファベット

カテゴリー記事「学校英語に関連した話」です。

小学校低学年の授業で、大文字のKを書くべきところを小文字で書いていた生徒さんがいたので「このように書くのですよ。」と書いてみせたところ、その生徒さんは首を少し振ってきっぱりと「Kはそんな字じゃない。」講師→「(; ゚ ロ゚)」

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大文字小文字の違いより、講師が書いた字の形 ↑ に拒絶反応を示していたようです。

生徒さんが動揺したのも無理はありません。講師がうっかり書いてしまった K は、以前にECCで教えていた書体でした。2年前に各教科書出版社が新たなフォントを採用したことで、現在小学校やECCで習うアルファベットのいくつかは形が少し違うのです。その代表例はこちら ↓ です。 

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左が以前のフォント、右が新しいフォント

この変更をどう受け止めているのか、小学校低学年で旧書体を学んでいた高学年さん達に聞いてみたところ、やはり字の変化に戸惑っていたのでしょう、小学校でALTの先生に質問したそうです。先生は「今、教科書で習っている形で覚えるように」とおっしゃったそうです。講師も「それなら学校の先生の言う通りにしてください」と伝えました。ジレンマに駆られながら。(;^ω^)

決して以前の形が間違っているわけではないのですが、日本の学校では先生の指示通りに書いていなかったという理由で不正解になることがあるそうなので、そうであるならば何事もリスクは避けた方が無難というものでしょう。

新書体を学んでいない中学生&高校生達はというと、もちろん、みんな旧書体でガンガン答案を書いていますが、誰も学校で減点されたりなどしていません。以前のフォントで全く問題ありませんので、安心してそのまま使って下さい。

ちなみに、2年前の改訂ではアルファベットを書く4線の幅にも変更がありました。以前のものは1・1・1だったのですが、現行は5・・5、真ん中が広~いです。

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個人的な意見ですが、1・1・1の等間隔でアルファベットを書くバランスを掴んでいたほうが、後々きれいな字を書きやすいような気がします。とはいえ、すでに全国的に変更されてしまったのだから慣れるしかない。新しい にも。(^.^)