新型コロナウィルスの影響で休校が長期化したことを受け、京都府立公立高校入試の出題範囲が各教科1~2割減るとの発表がありました。
英語の場合だと、関係代名詞が除外の対象になりました。関係代名詞は中学英語の最後にして最大の山場。御牧教室の中3生達が最近レッスンで取り組んでいた項目でした。
それでは関係代名詞は受験勉強に必要なしかといえば、そうではありません。今年度の入試において、リスニングや本文の読み取りの中に使用されることはあると発表されています。それはそうでしょう。関係代名詞抜きで読み応えのある長文を出すのは難しいからです。
少し興味が湧いたので、京都府公立高等学校入学試験問題集を買ってみました。
昨年度の前期入試に出題された長文の中に、関係代名詞がいくつ使用されているか数えてみると
入試問題に関係代名詞が直接問われないとはいえ、本文にこれほどの頻度で使用されるなら、もう立派に出題範囲です。
入試に出る出ないに関わらず、関係代名詞は中学の間に学習しておくべきだと思います。なぜなら関係代名詞を理解せずして、まとまった英文を正確に理解することは不可能だからです。
高校英語へスムーズに繋がっていけるよう、全国の中学3生達が学校や塾で関係代名詞を学習する機会を持てますように。英語を教える者として、強く願っています。